西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

「マスコミ発の予想バイアス」に惑わされずに的中に近づこう!

出走表をみてまず最初に思うのは、ぶっつけで《天皇賞》を選択した陣営が多かったのだなあ、ということです。これは先の《毎日王冠》が例年の「古豪勢揃い」とは違って、新興勢力に目移りバイアスであったことを直接的に関係していると思います。たとえば《天皇賞》へのたたき台としてムーン、サムソンらが《毎日王冠》に参戦していたらどうだったでしょう。少なくともフレンチデピュティが人気を集めるようなレースにはなっていなかったはずです。
○《毎日王冠》をたたいて上昇は明らかなダイワメジャー。休み明け、59キロを考えれば3着は上出来。しかし、マスコミの予想バイアスにあってはこれが「昨年からみると(能力の年齢的な)衰えが心配」となりがちな点を警戒すべきです。これは、暗に春のグランプリ《宝塚記念》での大負けのイメージに引き摺られているためです。
(※《菊花賞》の戦前は「今年は牡馬の不作の年」(牝馬に捻られたから)、とさんざんいっておきながら、レース後はまるで手のひらを返したようになる、これが予想バイアスの典型です。人は結果からしか考えない、そして結果と原因を取り違える、のです)
3強対決となるかはともかく、ダイワメジャーへの評価は、率直にたたいて上昇、連覇にも期待がかかる、とするのが良いと思います。
○「キング&クイーンの法則」の立場からいうと、昨年の《有馬記念》までダイワメジャーには一貫して法則のステータスが与えられていたことも見逃せません。私もキングだから、距離不安がいわれた中山2500mをあえて連軸としてダイワメジャーから買ったわけです。なにもなくても強い馬ですが、今回は最高峰のレース、ぜひ法則上のキングであってほしかったわけですが、今回は残念ながら非該当馬としての出走です。
どうやら《札幌記念》組のアグネスアークフサイチパンドラが仲良く「K&Q」となっています。アグネスアークの馬体は細化でぎりぎりのようですが…それでもそこそこの馬が夏を上昇、しかもキングということで、ムーン、サムソン、ペリエ(W)がいるとしても穴をあけるならこれら法則のステータスホースになる可能性はあります。
○さて「P感覚」についてですが、《毎日王冠》ではチョウサンが「P」の最強型でした。そして今回の《天皇賞》ではメイショウサムソンが「P」に該当します。
といっても、なんといってもサムソンくらいの馬になると「P」云々でなくても買えるのでアレですけど。
では、サムソンに迷いなく◎を打てるかどうか、この命題が今回の「予想バイアス」を起こすことになると思うのです。いわば「マスコミの予想バイアス」を予想する、というわけです。
○あとは、松岡が騎乗停止で、主戦の横山典にもどされたチョウサン(ためいき)…。