西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

サムソン&チョウサン&アグネスアークがそろって「P」だ…《天皇賞》

「マスコミ発の予想バイアス」についてまとめようと思っていたら、明日はもう木曜日確定です…。どうやら世間は凱旋門賞=サムソンを褒めちぎりのようです。武豊だし。
結局、ひとたび「マスコミ発の予想バイアス」がかかると、東京芝の上がり33秒台の脚とか、軽い芝適性とか、それを可能にする血統とか、休み明け馬はどうのこうのとか、それら結果=原因で語られてきたことがらがすべて不問になるから、まあちょっと恐れ入ります。
昨年の《天皇賞 春》においてサムソンは実は2人気でした。それは《菊花賞》で破れていたからです。《宝塚記念》でも同馬は2番手評価。今度はオペラハウス産駒ゆえのジリ脚イメージであったと思います。
また、ムーンは、なにせ調教師がコメントしたように「まずは無事で」というのはわかるので、ギャンブル的には◎が打ちにくいですが、それでも中距離最強とかなんとかいっていっていたんじゃないのかな? と思ってしまいます。
やたら絡むんでいるようですが、私のいいたいのは、そのつど、そのつどのバイアスに左右されない基準で競馬を見ていかなければいけないんじゃないですか? ということです。
で、「マスコミ発の予想バイアス」がサムソン礼賛で、ムーン調教遅れを渡りに船と、メジャーを再度持ち上げて、ペリエが4人気という構図が描かれそうです。
この前提に立って、現時点での推奨馬を探っていくことにしましょう。
チョウサンがいます(ニコニコ)。『ギャロップ』誌のオーナーのインタビューは良い記事だったと思います。なぜなら、そのへんのライターがやった記事は、頼まれてもいないのに褒めている、金ももらっていないのに褒めてしまうものがほとんどだからです。それは善意で、あるいは無意識に褒めてしまうのです(なぜだか、そうなるんですね)。その点、『ギャロップ』の記者は優れていました。また、チョウサンのオーナーも「脇の下をコソバされて…」という感じがないところも好感しました。ちょうどメイショウのオーナーが(神戸-明石の人らしく)おべんちゃらをいう人間への警戒心と、ぜったいに「こちょこちょ」されて踊らされないぞ、という美意識を感じさせるように。もっともこれは他の一部のオーナーに対する反感から、片方を持ち上げている面もあるので、アレですけど。私の立場としては、基本的には馬券を当てるために「馬主の人格を推測してみる」ということに過ぎませんが。
さあ、では、チョウサンに二番はあるのか? ということを知りたいですよね。
それは横山典が極端な騎乗をしないことが前提ですが--前回、完璧な最強形の「P」で激勝、では今回はどうなの? ということです。基本的には「P」は「P」のままです。
ただ、今回は同じ最強形の「P」のサムソンがいる点がどうかです。
「P」: サムソン>チョウサン。
small「p」 : ポップロック
また、「P」は「P」でもタイプの違う「P」なのがアグネスアーク。地味なタイプの「P」とでも表現すれば良いでしょうか。
(競馬記者の印は回っていないですが、河内師の重賞制覇がかかっているので関西を中心に盛り上がっているような気配もします)
フサイチパンドラが《エリザベス女王杯》にまわるようなので、「K&Qの法則」該当レースにはなりません。残念ながら、アグネスアークは「P」×(K)とはなりませんね。
今の時点では
◎サムソン。
ブリッジ先候補に
メジャー、チョウサン、アグネスアーク
という感じでしょうか。なんか結構わくわく感があります。