【週中展望】で挙げたのは、アグネスアーク＆カンパニー＆ダイワメジャー。
実際、１〜４番人気の馬で、なんだ！？ と思う人もいるかも知れないが、今年秋の重賞シリーズを当ブログは、これらの馬を中心に的中してきたので、秋の深まりとともにもはや穴馬を見つける必要がなくなったということだ。たとえていうなら、美味い飯屋を見つけて喜んでいたら、そのうち行列ができるほどになって、最後に広告代理店系のグルメ評論家がお出ましになって「至福の名店」なんてわかりきったことをののたまう、「勝てば官軍」的に事態になっているといえばよいだろうか。こちらとしては、以前はすいててすぐに食べれて良かったよね、と懐かしみながら、しかたなく行列に並んでいる、感じだ。◎昨年の秋の流れは、一貫してダイワメジャーがK＆Qの法則の後押しを受け、オーラスの《有馬記念》もめでたくキングだった、というものだった。今年は巡り合わせがわるくこれまでK＆Qの法則該当レースではない中で闘ってきたが、ようやくダイワメジャーに法則のステータスホースとなったので厚く狙ってみたい。
うまカンケイもちょっと複雑で、予想しがいがある感じになっている。
◎うまカンケイ
《スワンS》組
７）スーパーホーネットvs６）フサイチリシャール
15)ジョリーダンス（Q）
《富士S》組
４）マイネルシーガルvs10)トウショウカレッジ
１）コイウタ（Q）
《スプリンターズS》組
３）キングストレイル（K）＞11)スズカフェニックス
１）コイウタ（Q）
《安田記念》組（6/3）
８）ダイワメジャー（K）
15)ジョリーダンス（Q）
《NHKマイルC》組（5/6)
13)ローレルゲレイロ（K）
14）ピンクカメオ（Q）
春のうまカンケイが古い、という問題があるが、大切なのは関係の質であり、どうやら夏の関係というのはかなり「根強い経験＝関係」という観もあることから、《安田記念》組もカウントしたいと考える。
《NHKマイルC》については、時期よりも、３歳age groupにおける関係なので特に重視する必要はない。
《スプリンターズS》組では、キングストレイルがキングで良いのだが、スズカフェニックスは休み明け、という回避点があるので、ちょっと思案がいるだろう。スズカをこの路線からステータスホース候補に残すか、あるいは負けたことによって、「勝者総取り」の規制から自由な馬と見なすか、ということだ。
かりにすべての「うまカンケイ」を有効として、KSの８頭のうち、「勝者総取り」がおきて７頭が自動的に馬券圏から消える、という、なんだか嬉しい、そして恐ろしい理論的な想定が可能となっているわけだ。「vs」は良いとして、やはりスズカフェニックスあたりの定義に厳密さを欠いているわけだが…。
◎ポイントは、クイーンたちの総意がどの馬を向いて、彼女たちがどのキングを頼ってレースを走ろうとするか、を考えることである。age group の観点からは、６歳のジョリーダンスの格が上なので、あとはコイウタが同調するかどうかで決まる。
◎K＆Qの法則のらち外にあることでかえって有利となっている馬は、アグネスアーク＆カンパニー、エイシンドーバーらである。ここにスズカフェニックスを入れるべきかどうか。
◎もしキングの中からダイワメジャーを選んだとしたら、たとえば
8-9→{…} 8-12→{…} と流す場合には、Ks{3,4,6,7,10,13}は買わなくて良いことになる（vs のキング確定問題はあるものの「勝者総取り」が起こるので）。
☆結論☆
アグネスアーク＆カンパニー＆ダイワメジャー中心。
馬連 8-9/8-12/9-12
3連複
8-9-12
8-9→{1,2,11,14,15}
8-12→{1,2,11,14,15}
9-12→{1,2,11,14,15}{3,4,6,7,10,13}
※グログ予想は上記の買い目で。
実際に私が買った馬券では、{10,14}は消し。 11)スズカはKSの中にカウントしてあるので 9-11-12 のみ。
◎その他の勝負所
京都の外回りは、よくいわれるように馬群がばれけるし、大外をぶん回して、並ぶ間もなくかわす、という異常な馬場＆競馬が行われてる。その点は運のない騎手にも活路が開かれるかも知れないが、基本的に走りたいツボを走れることは難しく、やはり運のよい、腕のよい騎手が有利だと思う。スーパーホーネットは「鞍上も何が何でも後方からではないだろうし」という調教師のコメントがあるが、藤岡にそれ以外の乗り方ができるかどうか、ちょっと疑問だが。
