西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

前週回顧 《阪神ジュベナイルフィリーズ》

母父サンデー&唯一のディープ産駒が走った現役王者血統のワンツー…

先週の《阪神ジュベナイルフィリーズ》での新血統【論】予想、残念ながら的中はなりませんでした。
《チャンピオンズC》はこちらがギャンブルする気概が足りなくて、へたけも見習@大野も度外視して馬本位で3頭をそのまま軸にしたためにヒモが点数的に買えず、という結果でした。それをしないと参加する気にもなれなかったからでしたが。
続く《阪神ジュベナイルフィリーズ》は、軸ダノングラシアスがまあこれが全然走りませんでした。
ただ馬の選択には、関西馬>栗東調教の関東馬>>金曜阪神早め入厩の関東馬>直前輸送の関東馬 というルールをしいた結果でした。しかし輸送というファクター以外に牝馬には重要なものがあって、それは乗り替わりなんですね。ちょっとおさらいしてみましょう。
ココロノアイは直前輸送の関東馬ながら屋根はノリで不変。勝ったショウナンも蝦名のお手馬(金曜阪神早め入厩の関東馬)。栗東調教馬の関東馬である6)トーセンラークはなんと必敗請負人の様相を呈している四位。位置取りも
>(*5,7)-18,3(2,13)10,12(4,11,15)17,16,9,14(8,6,1)
でほとんどこうなることがわかっていた惨敗。スマートプラネット(金曜阪神早め入厩の関東馬)は田辺→酒井。カボウチャン(金曜阪神早め入厩の関東馬)は後藤→嘉藤。こうしてみればなかなか微妙な問題を含んでいたことがわかります…。ダノングラシアスは岩田→ヒューイックの乗り替わり。

金曜覚書【血統診断】のエントリーでは以下の馬を推奨しました。

>人気上位が予想される馬のなかから血統診断的にどの馬が目に付くかとといえば…ダノングラシアス、ココロノアイ…の2頭を挙げることになるでしょう。
>過去走成績などを考えずに純粋に血統表だけみるとスマートプラネット アルマンオンディーナ が良いと思います。
>ダイワプロパー ショウナンアディラも挙げておきます。

スマートプラネット→6着(13人気)は乗り替わり+逃げ戦法で結果的に仕方ない着順といえるでしょうか。アルマンオンディーナ→5着(12人気)は先行して粘り込み。穴馬の台頭がぜんぜんなかった人気サイドG1においてそこそこ走ったといって良いでしょう
ダイワプロパー→11着(15人気)は、浜中→高倉 位置取…15-12というなかなかサイテーなレース振りでしたので論外ですが。

ロカが異常な人気だったのでアレですが、ココロノアイはレース振りが荒削り、レッツゴードンキはそのココロとの直接対決で負けていた。もしロカみないな人気面でのバイアスがかかった馬がいなかったら、1人気馬はコートマーシャだったかも知れませんね。

>新血統【論】の立場から、もっとも旧来的な血統ではないかと感じられる馬は コートマーシャル です。

と書きました。もちろんこれは「危ない人気馬」などの良くある煽りではなくて、来るべき新血統時代にはふさわしくない、という主張から「こんな血統は買わないよ〜」という宣言であるのですが、実際、人気サイドで決まったレースのなかで唯一着外(10着3人気)だったのがこの馬でした(福永→川田の乗り替わりも良くなかったと思いますが)。
レッツゴードンキは母父サンデーのキンカメ。過去・現在・未来の表す血統地図においては、まさにちょっと旧い?現在を代表する配合という感じでした。岩田→浜中への乗り替わりもクリア(関西馬栗東の騎手が乗り変わる場合はフツーに調教やら運動で乗れますからね)
優勝のショウナンアディラは唯一のディープインパクト産駒。血のジレンマとは、まわりもディープ産駒ばかりで、ディープであるというアドバンテージがなくなっている状況を指すわけで、その意味で同馬はラッキーでしたね。個人的には出遅れという偶然が、勝ち切る、という幸運をもたらしたと思っています。蝦名ってけっこうそんな感じでしょ? 技術のなさが良い結果を産むというか。人柄もそんな風に見えるしw。

以上、少しの反省を込めて振り返ってみました。結果的に人気馬しか走らなかったのと、上がりがかかって差しがハマった特徴的なレースであったことなどを含めての結果だったと思います。
さて、牡馬2歳のチャンピオン戦の血統はどんなんかな〜。