西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

2019年の総決算である《有馬記念》の【血統推し】を発表します!

競馬は熱心にやればやるほどその経験がアダになる…。
先週の朝日杯FS、巨漢…晩成タイプのハーツクライ産駒、ゴリゴリのドイツ血統、 母サロミナ…。こういう知識が脳裏に浮かんだ人は馬券が大外れ。
ペールエールはLinamixの血が入っているから、アドマイヤマーズの再現が…。というのも絵に描いた餅。
血統を実践で使うとき、というよりG1などの大レースの予想に使うとき、あんまり信用できないのは、プロフィール的な知識、つまり履歴書的な根拠なんだろうと感じたりします。
戦績(レース成績)を羅列する類の血統予想は論外ですが、母サロミナとか、Linamixの血というのは、あくまでこのその馬が由緒正しい良い馬の可能性が高い、ということを言っているだけで、頂点レースで勝つ、ということが保証されているわけではぜんぜんないんですね(当たり前ですが)。競馬の知識って、生産とか市場に貢献するものが多いですが、それをそのまま馬券実践ん使えるとなると。ペールエールなんかは、確かにLinamixの血が入ってましたけど、あとはなんかとりとめもないというか、スカスカな感じでした(血統表の字面の印象)。決定打はないけれど、押し出され◎といった感じでした。これにダイワメジャーが強いレース、とかいう理由づけで…。

前置きが長くなってしまいましたが、2019年の総決算である《有馬記念》の【血統推し】を発表します。
(ただしアーモンドアイを除く、でお願いします。考えても仕方ない馬ですからw)

1位→キセキ
下記の血統分類では「京都芝向き」に入ってますが。私が注目しているのは、ディープ産駒の牝馬が母に入ると、どういう馬になるのか? という点です。
つまり、父ディープとはイメージの違う馬がでてくるんだろうな、という印象を個人的に持っているわけです。

2位→レイデオロ
キセキがディープ産駒の牝馬が母であるように、レイデオロシンボリクリスエスの娘が母と、なんか「大駒」を配してきているあたりに「怪しさ」を感じます。キセキの京都的要素を除けば、この2頭は血統的にかなり似ているわけですし。(だた、折り合い不安が消えないなかで、三浦珍念の乗り替わり、という例の「嫌キチ」を食らったので軸候補にはできない)

【本質的に京都芝向き】
リスグラシュー → 豪コックスプレートをぶっちぎって一躍名馬の仲間入りした同馬。当ブログは《エリザベス女王杯》で「血統が京都向き」と断言して「推馬」にしました(3人気)。スタミナも豊富。ただ京都芝に向く血統なのは間違いなく、中山芝2500mに変わっても勝ち切るイメージはわかない。

スワーヴリチャードリスグラシューと同様に、本質的に母系は「血統が京都向き」の馬のはずだ。東京も走ってというのはハーツクライ産駒だから、という考えていいのだと思う。少なくとも、中山芝2500mに変わって良いことはないはず。

ワールドプレミア → 当ブログは「血統が京都向き」として同馬に◎を打ちました(3人気)→ 優勝。リスグラシューと違って、他場向き(G1)の要素がなにもないので、今年の《有馬記念》ではかっこうの「カモ馬」だと思います。

クロコスミア → ばりばりの「血統が京都向き」なので《エリザベス女王杯》では「推馬」にしました(7人気)。《有馬記念》では厳しいでしょう。そもそも距離不安が予想できる馬ですが。大逃げくらいしかチャンスはなさそう。

フィエールマン → 母系に「血統が京都向き」の血が入っている馬。菊花賞-天皇賞・春と勝っているので、現実として京都巧者ですが(笑)。中長距離が向くディープ産駒で、菊花賞後は《AJCC杯》にも勝っているので、折り合いがついて、スタミナもあって、操縦性がよく、速い上がりがだせる、そういう要素がそろっているんでしょうね。セオリーの「有馬は菊花賞馬」を狙う、というのはこういう理由かと。

キセキ → 逃げたり、道悪で追い込んだり、で血統的本質がどこにあるか、いまいちわからない馬だが、京都芝向きの血が認められるので、潔くここに分類。

エタリオウ菊花賞2着の実績もあるように、京都芝に向く血の要素が入っている。ステゴ産駒なので種牡馬血統論でいけば、冬の中山は買いだろうが…。

【東京芝向き】
アロエリット

【中山芝向き】
アルアイン → 《宝塚記念》でも先行して見せ場があったように、阪神、中山芝に向いている。実際、《大阪杯》でも穴をあけている。有馬でディープ産駒を軸馬にはしたくないが…(私情)。まあ流石にローテとか戦績の下降線とか、買う要素はないみたいだけど。

【万能型】
レイデオロアーモンドアイサートゥルナーリア

【その他】
ヴェロックス ボトムラインがドイツ牝系のようで、チーフズクラウンも入っているし、ジャスタウェイ産駒なだけにひたすら不気味な存在。「クラッシック路線であと一歩たらない」というあたりが、いかにも特殊なレースである《有馬記念》にはまっているが…スタミナ豊富なのは確か。

ステイゴールド産駒】
スティッフェリオ → ステゴにムトトをかけるとこんな馬になるのかあ、という戦績。道悪ならステゴを買っておこう。