西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

7/1函館12R《潮騒特別》に見る「同伴カンケイ」の掟とは?

ximenkeiji2007-07-03


昨日に引き続き、前週回顧。日曜日編である。
函館12R《潮騒特別》を狙った私の馬券の画像の併載しておこう(手前の馬券はキングの複勝)。
12-13→流しの3連単マルチである(外れだけどね、立て目というやつです)
これは、K-D→Qs という法則のステータス馬による完全決着を予想してのもの。
◎うまカンケイ
《函館日刊》組
12)コスモラブシック(K)
3)ヤマニンパンテール(Q)
《TVh》組
1)フサイチバルドル(K)
7)イケタイトル(Q)
8)タッチザピーク(Q)
9)サララ(Q)
11)オサヒメ(Q)
《賢島特別》組
1)フサイチバルドル(K) ※10着(0.6秒)
7)イケタイトル(Q)

となっていた。
異なる同路線組から2頭のキングが生まれていて、どちらかが「勝者総取り」することがわかっている。
人気の通り、コスモラブシックをとった。
さあ、相手はたくさんのクイーンの中から。これぞまさしく「ハーレム」モデルに相応しい華やかさである。

さて、3走前になるが、《知立特別》において、13)ワイルドソニックが同伴馬である。
ここで注意して欲しいのは、ワイルドソニックはただの同伴馬ではなくて、直近の《函館日刊》において、コスモラブシックにキングのステータスを与えた馬という点だ。
知立特別》で密かに同伴。そして《函館日刊》で負けていることによって、さらにノーマークの立場に身をおいていることがわかる。同伴馬にとってはこれが重要なのだ。
たとえば、土曜日(6/30)の函館12R《江差特別》をみてみれば、面白い類似点に気付くはずだ。
江差特別》では、前走の牝馬が絡んだ同路線組はひとつ。
基坂特別》組=3)アナナス(K)&7)ヤマニンファルビュル(Q)。
そして、上記のK&Qが存在しているレースにおいて、4)コスモラナップが《湯沢特別》において7)ヤマニンファルビュと同伴カンケイにあったのだ! しかも、コスモラナップの前走は《基坂特別》で、アナナスに先着を許して、アナナスをキングの座につけた牡馬の一頭。
潮騒特別》と《江差特別》の「うまカンケイ」の面白い類似点とはこのことなのである。

残念ながら、日曜日の《潮騒特別》は、51キロの3歳牝馬に差し込まれて、同伴馬が4着に破れてしまったため馬券にはならなかったのだが、ワイルドソニック(D)は11人気(単勝オッズ42.4倍)の馬である。それを自信満々に軸2頭の1本勝負に出られるほど激走期待は最大だったということだ。同伴馬勝負の激アツ・ポイントとはこういう「うまカンケイ」をさすのだということを、ここに定式化しておきたい。

一方、日曜日の同伴馬、アンバージャックはどうだったか。能力的には十分狙える馬だったにもかかわらず惨敗。同じ同伴カンケイで、アンバージャックの場合は、あまりに他のキングたちといっしょに走り過ぎていた、という過去が災いしたように思う。
同伴馬の強みは「隠れた」「密かに」という点にあるので、、アンバージャックのように過去走関係がありすぎるのはまずく、《潮騒特別》《江差特別》のように、過去走関係が淡白であることがより望ましいということができるのだ。

単行本「キング&クイーンの法則」(メタモル出版)のサンプルレースにも参考例がでています。