西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

【週中展望】《エリザベス女王杯》

【曲がり角にきた血統予想 血の飽和時代の血統分析とは何か】
今週ふと、ある有名な血統評論家の過去予想を見てしまった。火曜日に狙い馬を挙げるせいもあったろうが、なんか外しまくっていた。もちろん競馬とはこんなもの。自分もこの歳になったようやく気づいたが、一時期当てまくってその結果、家業として軌道に乗ること。これを達成できた人間だけが予想家として生き残る、これだけが大切なことなのであるw 有名になってしまった今、外しまくっていても問題ないわけだ。それにまあ他のイージーなレースで当ててるだろうし、有料予想や正式な買い目を出す段階では別の馬を買っている可能性もある。それはそれでいい。他人様の商売をとやかく言う気はない。当然、会心の的中も多いことだろう。
ただ、血統予想とは何だろうか? ラップタイムや上がりタイム、馬場状態などの予想ファクターに依存してのもの。要するに、レース適性を問うことと血統分析を同一視しているのが今の血統論ではないだろうか。あるコース、あるレースに実績があった種牡馬を名指す、すなわち統計的な手法による抽出。これがここ15年ほど隆盛を極めた血統予想だろう。(馬場適性理論と血統理論はコインの裏表に過ぎないことになる)
西門慶二は、この統計的な手法による血統論は曲がり角にきていると考えている。その根拠は、いよいよ血の飽和の時代に突入し、それが今レース結果を大きく作用するに至っているからだ。血の飽和とは、たとえばサンデーサイレンスなきあと、サンデーの直仔が走っている。スペシャルウィークならサンデー×マルゼンスキー。すでに種牡馬ノーザンダンサーの血が入っている。では、スペシャルウィークにはどの繁殖牝馬をかければ良いだろうか? と言えば…。たとえばハーツクライなら、サンデー×トニービン。グレイゾブリンの血が入っていると持続力系とか言っていられたわけだが…。ごく素朴な目で血統表を見ても、すでに父のところにあらゆる血が入っている、これが血の飽和である。異系の血を入れる、という解決策自体がすでに歴史的な限界に達している(アメリカンファミリーの血など)これも血の飽和である。生産の歴史は異系の血の導入の歴史でもあったのだから。ディープインパクトの成功が、これらの問題を見えなくしているだけなのだ。
これからの新しい血統予想とは、新しい血統分析の手法を開発することである。そして、馬場適性=血統ではなく、血統構成そのものから狙い馬を見つけ出すものでなければならないと思う。
本ブログでは、上記のような前提のもとに、週中展望などの機会に、血の飽和時代における新たな血統分析の可能性を探るべく、狙い馬等の記事を書いてきたいと考えている。もしそれが正しいものであれば、ほんとうに嘘のようにめちゃくちゃ当たりまくるだろうwww。いや実際、血統予想ってめちゃくちゃ当たるものでなければ嘘だ、と考えているのだ、私は。競馬は甘くはないが、乞うご期待。

エリザベス女王杯》の週中展望は広告の下。
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