西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

《ステイヤーズS》は血の飽和時代を象徴するごときメンバーで 【血統診断】

先週の《JC》はスピルバーグ@北村宏のしこしこ折り合いにやられてジェンティルドンナが差されてしまいました。
レース全般を振り返れば馬場や乗り替わりが明暗をわけたかたちで、展開や馬場などの物理的環境に左右されないK&Qの法則がなんやかんやといいながら効力を発揮した感じの結果をみました。

スピルバーグは…

>また牡馬では、血統的にはスピルバーグのもう一丁もありうるのではないか、という気がしてきています。血統を見なければ北村宏のディープ産駒なんて買おうなんてこれっぽっちも思いませんがw(天皇賞・秋組のKsです) 以上、なんだかんだといって、藤沢&北村コンビの期待値が一番高くなったような。やれやれ。

…血統診断としては評価していたのでまあ仕方がない気もします。

で、それはそれとして今年の《JC》におけるジェンティルドンナとほぼ同じような感じでゴール前で差された馬が、昨年の《ステイヤーズS》における血統推し馬=メイショウタマカゼ(8人気)でした。11歳馬の大駈けにあって4着におかったわけですが、その馬トウカイトリックの鞍上も北村宏…。
今年の《ステイヤーズS》は、デスペラードを除けば混戦の様相。昨年はメイショウタマカゼは血統的に有利でしたが、今年はその優位性は相対的に低くなっているようです。他の馬たちもなかなか良いです。といいますか、今や「血の飽和」時代に直面しているわけで、かなり似たような血統構成になっているということです。どの馬にもチャンスあり、ということでもあり、また血統が悪くなければ勢いのある実績馬が強い、という考え方もできるということです。

意外にもホッコーブレイヴが一番このレースに向いていない血統のように思えます。
1頭軸馬にデスペラードを買える人なら相手も5〜7頭だろうから当てることはかなり期待はできますが、なんせポツンとかハナへとかの騎手が乗るので…それなりのリスクは取らないといけません。

今年の《ステイヤーズS》における血統診断としては、まともならデスペラードは当然として、ファタルモルガーナ>クリールカイザーマイネルメダリスト>スカイディグニティ>>スズカデビアスがそれなりに良いです。
しかしこれはまあそこそこ人気になるでしょうから穴なら以下の2頭。


ケイアイチョウサン メイショウタマカゼ


前者は鞍上@勝春で…かつ追い込み。ということで、今年も推奨馬はメイショウタマカゼということになってしまいました。
血統的優位性は相対的に下がっていますが、相手はちょっと弱化? 菊花賞2着馬がいますしそう言い切るのも何ですが、なにせ昨年までの3年間は適性の鬼=トウカイトリックがいましたし。

開幕週、改修後、まくり合戦(因みにクリールカイザーの勝った今年の《湾岸S》なんかはまくり合戦でいってみれば競輪のようなもの)? いろいろ条件のつくレースですが、血統や馬関係というものは、環境や物理的条件から独立して存在するのですから(このあたりが血統=適性の旧血統論と違う新血統論なわけですがw)、それらのことはあまり考えずにいきましょう。