西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

中山11R《ホーフプルS》

血の飽和時代におけるチャンピオン血統とは何か? が問われる一戦
西門慶二の血統予想は「新血統【論】予想」を掲げています。これは種牡馬別の複勝率とか、そういう統計的なことではなく、ながーいスパンで血統の流れを見ようというものです。かいつまんでいうと、今は「血の飽和」時代の競馬で、サンデーの天下から母父サンデーを経て、ポストサンデーの時代へ! という流れのなかで、来るべき支配血統を展望しようとするものです。で、かつて当ブログでは、ポストサンデーの時代はすでに到来しているのだが、ディープ産駒の活躍でそれが一時的に見えなくなっているだけ、それもJRAがせっせと高速馬場をつくってアシストしている「人為淘汰」が行われているから、と書きました。ここにきていよいよ、ポストサンデー時代における「血の飽和」の中でのチャンピオン血統とは何か、が明らかになりつつあると、声を大にして言いたいと思います。今年の《ホープフルS》の予想ですが、いまこそ「新血統【論】予想」の出番だと考えています。

サートゥルナーリアロードカナロア産駒。この時期の中山2000m、前2走が超スローなど、いろいろ重箱の隅をつつく議論が聞こえてきますが、まあこれは杞憂でしょう。この馬は母父スペシャルウイークなので、母父サンデーとしてディープ産駒を蹴散らすでしょう!

キングリスティア → この馬こそ、血の飽和というテーマにぴったりの配合です。逃げ馬なのに、差しがきく傾向にある《ホープフルS》で穴人気になっているところが、世間の御都合主義で笑えますが、ポストサンデー時代の2歳G1でこの馬が走らないほうがどうかしている、思わずにはおれません。JRAの人為淘汰は、自然淘汰によって淘汰されるのだ!

ヒルダカールヴィクトワールピサ産駒が次点ですね。
あとは、ハービンジャー産駒のニシノデイジーですが、東スポ2歳Sは、あまりにも偶然にドンピシャのタイミングで進路が空いて追い出せた、というラッキーがあった、ということを考える必要があるでしょう。今回、同じような幸運の恵まれる可能性はほぼゼロだろうから、サートゥルナーリアを無理やり疑って、ニシノデイジーをアゲアゲするのは、どうかしているのではないか、と思います。