西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

《ジャパンカップ》直前のあれこれ。血統診断など

金曜日は1981の第一回《ジャパンカップ》から昨年までの、好走した外国馬の血統表を眺めて過ごしましたw
実に多くの発見がありました。
たとえば、1995年の優勝馬ランドは、当時、ドイツの競馬は比較的馬場が固いので日本の競馬にマッチするのでは? といわれていて、実際にその通り? に勝ちました。今だから言えますが、こんな分析はいわゆる「馬場適性」というやつですね。後年、私は『競馬の血統学』『母馬血統学』などの著作を読んで、単なる摩擦熱を考察するwような予想法ではなくて、競馬史のボトムを流れるラインがあることを知りました。摩擦熱や抵抗を予想ファクターにするなら、なにも競馬でなくてもよいわけです。馬が走っているからこそ考えられることを基礎にしてやろうと思ったわけです。
第一回のJCは外国産馬が上位を独占、勝ったのはメアジードーツというハイペリオン産駒の馬でした。隔世の感がありますね。
しかし、このJCの歴史の中にこそ、今現在起こっている胎動を理解するヒントが隠されていると思うのです。というのは、現在はディープ産駒が軒並み走ってしまってサンデーサイレンス全盛期がまだまだ続いているように見えますが、しかし、やはりポストサンデーの時代に突入してしまっているわけで、さてこれからどうなる? という問いをハイペリオン系のその後に重ねてみることもできると思うのです。
で、そろそろ明日の土曜日の予想もはじめなければならない時刻になってしまったので、おもいっきりはしょって言ってしまうと、JCにおける種牡馬の盛衰史は歴然と見て取れますし、「馬場適性」という熱力学的な観点からみればもはや外国馬は用なしのように見えますが、JCを勝つための血統構成的な条件というのはほとんど変わっていないのではないか? という気がしています。
ただ厄介なのはその系統というのが2種類あって、どちらかひとつに決めることが難しいということです。

さて、以上の前説をふまえた上で、新血統【論】予想からの血統診断の最終版をお届けしようと思います。

【JC好走血統Aパターン】
デニムアンドルビー>ハープスター
フェノーメノ

【JC好走血統Bパターン】
ジェントルドンナ
スピルバーグ>>ワンアンドオンリー 

ただ断っておきますが、このAとBの血統グループはお互いに排除し合うのではなく、なかよく上位入線を果たしたりします。
なので、もし血統診断だけで私が馬券を買うとするとこの6頭のボックスを買う必要があることになります。
とはいえ、それではぶさいくなので絞ると、金曜日の段階では牝馬優先。人気を考えると、デニムアンドルビーORハープスターのどちらかに◎を打ちたいと考えています。
また牡馬では、血統的にはスピルバーグのもう一丁もありうるのではないか、という気がしてきています。血統を見なければ北村宏のディープ産駒なんて買おうなんてこれっぽっちも思いませんがw(天皇賞・秋組のKsです) 
フェノーメノは先行してほしいと思います。牡馬では二番手評価に変更しました。

エピファネイアイスラボニータジャスタウェイは選外となりました。三連式馬券の1頭軸としてジェントルドンナを据えたときのヒモには加えたいと思いますがw スミヨンでかつ先行とか、なんといっても世界ランク1位(凱旋門賞組のキングですw)とか、なんでか走るイスラ(天皇賞・秋組のKsです)とか、まあそんな理由からではありますが。

以上、なんだかんだといって、藤沢&北村コンビの期待値が一番高くなったような。やれやれ。