昨日は、ホースネイチャー(馬にとっての自然)の観点からすると、強い馬=速い馬なのか? という問題を提出してみた。ウマの世界には、あきらかに優位個体と劣位個体が存在しており、個体間に順位関係が存在しているらしい。いわゆる序列というヤツである。この筋の先人がいたおかげで話がはやくて良いなあ。
では、その優劣は、どのようにして決するのだろうか?
それも一応の答えがでているらしい。
つまり、速く走る、それは強靭な体力の証明でもあるので無視はできないが、牡馬間の闘争は「噛み付き、回し蹴り、威嚇」等の手段によって闘われる、とされているから、走る、相手より前を走る、という行動は二次的な意味を帯びざるをえない、ということになる。
競馬をいう特殊な世界に話を移すと、パドックや待機所等で、すでに出走馬の間では「序列ができるいる」可能性があるはずだ。勝負は一度も対戦しないうちに決まっていたりして…。
で、単行本にもちょっと触れたが、過去対戦の序列が次走に影響する根拠を「敗戦コンプレックス」に求めることにも、はやりそれなりの飛躍と困難さがつきまとう、という新たな論点が…。
(※もちろん馬券術としては、信じられる人はそれも「あり」だろう/それは「公準」として採用するいうことだから)。
次回につづく