西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

日記風 「着順は序列の表現であるのか?』について(その1)

昨日は、単行本「キング&クイーンの法則」(メタモル出版)の冒頭を飾るはずだった(ボツになった)文章を採録してみました。
さて、今日の「日記風」は…
かつて、私は、K&Qの法則をはじめて世に問うた某誌(W)に「馬は速く走ることによって異性を獲得していく動物だ」と書いた。
昨日アップした文章には、
強いヤツが牝馬を独占してしまう、これが馬の社会だ、っていうことを聞いたことがあるだろうか。それも一夫多妻制だ。たった1頭のオスがメスたちを独り占めしてしまう世界に生きているのだ、馬は!
と、少しニュアンスを変えて書いてある。
実は、この差異が問題なのだ。
「馬は速く走ることによって異性を獲得していく動物だ」という命題は、こと競馬に関しては、ほとんど正しいように見える。だって、大きなレースで優勝した馬が、種牡馬ビジネスにおいて、子孫である競争馬を残すことになるのだから。競馬はスタートからゴールまで、たとえ鼻差でも先に駆け抜ければ勝ち、という競技なんだから。実際、競走馬はそのようにして訓練され、繁殖されているのだし。
ところが、これがホースネイチャー(馬にとっての自然)の観点からすると、必ずしも絶対的に正しい、とはいえないのである。つまり、強い馬=速い馬なのか? という問いが生まれてくるだろう。「序列と着順」という関係を問わねばならないのだ。
次回につづく