西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

アサクサキングスが"幻のダービー馬"だとすれば、"幻の皐月賞馬"がいる?!

牝馬ウォッカにダービーをさらわれ2着に甘んじたアサクサキングスが"幻のダービー馬"とすれば、もう1頭、"幻の皐月賞馬"といっていい馬がいる?!
もちろん、《皐月賞》の勝ち馬は、ヴィクトリーなんですが、ちょっとレースを振り返ってみると…つまり、まんまとバナを切ったのは、松岡&サンツェッペリンだったのです。そこで突如、規格外の馬の暴走にあい、あのような二頭並入でゴールとなった、というわけです。
ハナを切る、というのは馬にとっては、また群れにとっても特別な「表現」ですから、今週の《菊花賞》の展開を考える上でもハナにどの馬がいくか、が大きいのではないでしょうか。
《ダービー》を振り返ると、ハナを切ったのは福永=アサクサキングスでした。これはもう福永の狙い撃ち、当初からの作戦であったのに違いありません。本来は松岡&サンツェッペリンがとりたかった戦法だと考えます。実際、逃げた方が勝ったわけ(ウォッカがいなければ)です。
で、《菊花賞》ですが、
アサクサキングスは前走から四位に乗り替わっているので好位差しでしょう。
ホクトスルタンは大逃げを打ちたいところです。鞍上も横山典。場合によれば極端なことをしたがる騎手ですが、「逃げなくてもだいじょうぶ」というコメントを残していたりします(能力はある、ということをいいたいのだとは思いますが)。さらに松岡が『競馬最強の法則』誌上でやたら先輩=横山典をたてていて、「後ろにいる馬をもってくる、僕なら後ろのままですから、見た目以上にトップと若手の技量の差があります」とだいたいこのようなことをいってしました。それは松岡の作戦かも知れません(W)。
結局、陣営がスタミナがある、と請け負っているので、血統上の距離不安が不問にされてそこそこ買われそうなサンツェッペリン。松岡がハナに立つことできればチャンスもでてくるのではないでしょうか。
皐月賞》は暴走馬にやられ、《ダービー》は同じくクレバーな福永にやられた松岡&サンツェッペリン、こんどこそ、念願のハナを奪取へ、といきたいところです。3冠のラストの隠れたテーマかも知れませんよ。