最終レースのあと、横浜場外の最寄り駅、日出町交差点の本屋さんに、競馬本のコーナーがある。そこをのぞいてみたら、なんと「キング&クイーンの法則」が《当店の売れている競馬本ベスト4》に入っていた!
1〜2位が「日刊コンピ」系、3位が出目、そして4位が「キング&クイーンの法則」だった。
強烈ですな、ベスト3は…ある意味、ギャンブルの神秘をついているから根強い支持があるジャンルだ。日刊コンピのヤツはなんせ版元が日刊スポーツ社だから(W)、御墨付き商品ですね。この手の必勝法もそれなりによくできていて初等数学的な根拠に基づいているんですな。それは「cartesian」というものです。どれでもいいから(?)ふたつのdeta/数字(指数とかレイティングとか、距離/コース実績というのでも同じことです)を組みわせると出来あがり。原理的にはいくらでも新しい本が書ける、という点でも、つねに買う人が絶えない、という点でも羨ましい方法ではある。基本的には誰でも作れる点でナイスだが、売れる人とそうでない人がいるのはどこも同じである。
私は、この書店で昔、「Mの法則」と「反転ロジック」を買いました(いずれも初版)。今でも初版を置いているから、本を売るって大変なことなのね。「キング&クイーンの法則」も売り切るためにはもっと著者がメジャーな存在にならないとね。グリーンチャンネルに出るとか。GC版、週刊ブックレビューはないのか? 司会、児玉清とはいわないから、是非、企画会議にあげてほしい。
私が「K&Qの法則」を買った本屋さんは、…県…町のどこそこです。というリポートをもらえると嬉しいのですが。お願いしま〜す。
※私が本の宣伝に力を入れているのは、馬券資金を潤沢にしたいという個人的な欲望もありますが、長年、出版業界にいて、書店まわりや、神保町でのフェアの企画とかをやったこともあるので、まあなんとなく楽しいからなんですね。そして本を売るのはいかに大変なことなのかも知っているからです。買ってね〜いろんな人が幸せになるんですよ、本が売れると。