単行本「キング&クイーンの法則」(西門慶ニ著、メタモル出版)の発売後も、法則は何ごともなかったかのように炸裂している。今年の《バーデンバーデンC》は同伴馬のロイヤルキャンサーが大穴をあけて無風と思われたレースを万馬券に変えたのだ。
単行本にあるように、「キング&クイーンの法則」の基本手順に従って、最先着規定による判定で選ばれたキング=シルヴァーゼットを軸馬として、3連単軸2頭の相手に同伴馬=ロイヤルキャンサーを選べば激当りだった。この買い方は、単行本の第4章「謎のDコード」の前半に解説してある。ねっ、ちゃんと本に書いてある通りに決まるでしょ。「うまカンケイ」を見て行くと12ト立ての8人気馬が買目の中心に入ってくるのだ。恵ハンデも9歳+もう終わったと思われていたサンデー産駒という点で相殺ね。キング&同伴馬は親和的な関係にあるのだ(同伴馬が走る条件というのは、もう「あるスイートスポット」にハマれば激アツということがわかったでしょ)。とりあえず、肝心なのは信頼してベタ買いするのが馬券の常道だ=必勝法を最適化する方法(ついついいろんなことを考えてしまうのは仕方がないが=とほほ=長年にわたって身に染み付いた競馬常識を洗い落とすのは時間がかかるなあ)。