西門慶二の競馬日記

馬が走っているギャンブルなのだから、馬と馬の関係を理解すれば馬券は当たる! このブログは「馬関係」からでも競馬予想はできる、ということを証明するためのものです。牝馬が絡んだ同路線組に注目した、いわゆる「特殊馬関係」としてのキング&クイーンの法則から、より広く「馬関係」を捉えるための新一般馬関係理論へ! 誰も手をつけなかったまったく新しい領域、まったく新しい方法論によって競馬に挑む。それが西門慶二の競馬理論です!

◎【付録】 仮想問答でお届けする有馬予想!!!

(※なおこの文は雑誌のボツ原稿をもとに構成してあります。内容は《JC》直前に書かれたものなので使えない部分が多いです。飛ばして読んでね)

Q;ディープは勝つのか? 負けるのか?
最大のライバル、ハーツが咽の疾患というなら、ディープインパクトが1着だと思う。
例の騒動でケチが付いた、という賭事の定石を持ち出す向きもあるだろうが、私などはハナからディープ狂騒曲とは無縁だったので、そんな気分はまるでなし。
空を翔んだら勝つだろう、という気持ちのままだ。(※w杯が終わったらJリーグのスタジアムに行くのだ。サッカーは単なるイベントではなく生活の一部なのだから。二宮清純氏的な比喩を競馬に置き換えればみて欲しい)
ハーツの状態は気になるが、そんなことは考えるだけ無駄だろう? 走ってみないとわからないのだから。
Q;狙い馬は?
ディープはとりあえずいないことにして、ダイワメジャーが出走してくればこの馬から。昨年もみんなこの手で予想していただろう?
Q;狙いの根拠は?
ダンスインザムードの引退の花道が《有馬記念》になれば、グランプリは去年と同じように「キング&クイーンの法則」に該当する。
これ以上の根拠はないだろう? 法則に該当していないのならまた話はややこしが。
去年のハーツクライも唯一の「キング」だったし。それで、あの時点での奇蹟が起ったわけなので(私の立場からいうとそうなる)。
たとえば今年の《マイルCS》はハットトリックの連覇はならなかったが、同馬は昨年、唯一の「キング」のステータスだったのだ。同様に、ハーツが咽の状態以前に、今年の《有馬記念》でキングではないとすると、ディープを負かす馬は見当たらない、ということになる。
私は春から一貫してダイワメジャーを◎にし続けているので、一年の総決算のレースはそういう思い入れのある馬からいきたい。
中山2500mは全然心配していない。《宝塚記念》の時に、安藤勝騎手で臨めていたら春の時点ですでにディープ&メジャーで馬券になっていたと思うし。
Q;もし《有馬記念》が「キング&クイーンの法則」に該当しなければ、どうする?
私は心配しなくてもK&Qになると思うが、少なくとも「男女混合レース」にはなるだろう。
ディープインパクトが負けたのは2鞍とも「男女混合レース」だった! こんなことは考えてみたこともないだろう?《有馬記念》に牝馬がでてくるかどうかに注目だ。
Q;翔ぶか翔ばないか? だけの怪物にはそんなことはささいなことでは?
それはそうだが、男女混合レースはフツーのレースとルールが異なっているはずで、他の馬が生き残る可能性もわずかにそこにある。
Q;再度聞くが、「キング&クイーンの法則」が使えないメンバー構成になったらあなたはどう予想するのか?
キングなど法則のステータスホ−スがいなくても、ディープのような強烈な馬がいる場合は、自ずと着にくる馬も絞られてくる場合がある。
Q;どういうこと?
K&Qの法則の基本は、競争馬たちの関係を「直線的順位関係」ではなく「独裁的順位関係」として見るということなんだ。言葉は難しいようだが、男女の関係では「ハーレム」となるのが独裁的という意味であるというと「ああそういうことね」となるのでは? 直線的だと、ナンバー2の男が二番目に「いい女」を手に入れる、ような関係だろう。それを詳しく説明したくてたまらないが、これ以上は余白がないので割愛(苦笑)。ディープがいると独裁的で、たとえ牡馬のみのレースとなっても「競馬の構造」は同型となる蓋然性が高い。ましてや、たった1頭でも牝馬がいれば…だから私にも予想する根拠があるのだ、といいたい。
もし、ダンスインザムードがだめでも、スイープトウショウも十分に出走してくる可能性がある。そうなれば《京都大賞典》《天皇賞・秋》組に「うまカンケイ」が生じてくることになる。あるいはディアデラノビアコイウタでもいい。まず今年の《有馬記念》も「キング&クイーンの法則」になると思っていいのではないか?
Q;なんかいまいち納得できない気がするが…。
無理にでも納得して! ともいえないが、この秋の古馬重賞レースの連対馬はたとえばこんな感じだ。

京成杯AH》 カンファーベスト(2着)(K)
毎日王冠》 ダイワメジャー(1着)(K)、ダンスインザムード(2着)(Q)
スプリンターズS》 テイクオーバーターゲット(K)(1着)
天皇賞・秋》 ダイワメジャー(1着)(K)
アイルランドT》 アイポッパー(2着)(K)
マイルCS》 ダイワメジャー(1着)(K)、ダンスインザムード(2着)(Q)

(K)はキングのことだ。いまとなっては何の変哲もない、人気上位馬から狙った記録のように見えるが、たとえば《天皇賞・秋》でのダイワメジャーは4人気にとどまっていたことなどはもう思い返されることもないだろう? 単勝でうはうは。《マイルCS》では馬単1点でうはうはだっただろう? K&Qの法則のメカニズムについて理解されないとしても、それはひとまず仕方がないとして、少なくともキングを追って行くとほとんどの男女混合レースの軸馬が一意に決まるのだから「馬券術」として否定し去ることはできないはずだ。

雑誌の「一月前予想」風に印をつけるならこんな感じか。
※実際にはディープインパクト着固定でフォーメーションを考えることになる。

ダイワメジャー
スイフトカレント
スイープトウショウ
コスモバルク
△3歳馬
ディープインパクト(いないことにして予想)
ハーツクライ

Q;いくらなんでもG1を連続4走連対するのは無理ではないか?
そうだね。でもK&Qの法則の一面は、いわば「P感覚」とでも表現したい点にあるから、連続好走は驚きではないのだ。PとはポジティブのPなのだ。
おっと、これは独り言ですが…。

グッドラック!!